Research Center for Social Psychology


第20回KG-RCSPセミナー

2018年07月02日 11:48

第20回KG-RCSPセミナーを,下記の通り開催します.ご参加に際し,事前連絡は不要です.

【日時】2018年7月26日(木) 16:00~17:30
【場所】関西学院大学西宮上ケ原キャンパスF103教室
【発表者】小林哲郎 氏(香港城市大学)
【タイトル】サッカーとナショナリズム
【概要】スポーツの国際試合はナショナリズムや愛国主義を少なくとも短期的に高める要因となりうる。特に、観客や選手によって政治的なアピールが行われる場合には、国家間や民族間の対立的感情が煽られる危険性もある。本発表は、日本人の成人を対象に2015年に実施された、サッカーの国際試合における勝ち負け、相手の強さ(格上vs.格下)、政治的文脈の有無のそれぞれを操作したサーベイ実験の結果を紹介する。従属変数はナショナリズム、愛国主義、ナショナルプライドである。分析の結果、サッカーの国際試合はナショナリズムの先行要因になり得るが、その効果は相手国や勝ち負けに依存することが示唆された。

※本研究は、Christian Colletさん(国際基督教大学)との共同研究です。

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