
Research Center for Social Psychology
8/8 第11回KG-RCSPセミナー
2016年07月11日 08:28第11回KG-RCSPセミナーを,下記の通り開催しました.
【日時】2016年8月8日 15時30分~17時30分
【場所】関西学院大学(西宮上ケ原キャンパス) F号館103教室 アクセスマップ キャンパスマップ【講演者】小林哲郎さん(香港城市大学)
【タイトル】日韓IATの試み:二国間比較実験から
近年、心理学のみならず政治学にも応用が進んでいる手法に、質問項目に回答を求めることなどによる顕在的な指標では、社会的望ましさ等の影響でなかなか検出の難しい態度(例えば差別や偏見に関わるもの)を測定するIAT(Implicit Association Test; 潜在連合テスト)があります。本報告では、発表者らが開発した日韓両国で行われたオンライン版日本―韓国Brief Implicit Association Test (BIAT)環境について、ナショナリズムや領土問題に関する態度との関連からその有効性について議論されました。
当日は、学内外から17名の参加があり、BIATの有用性や用いられた刺激の妥当性のみならず、研究結果の示す日→韓および韓→日の潜在的態度とナショナリズムや領土問題に対する態度の関係が何を含意しているのかについても、活発な議論が行われました。小林さん、ありがとうございました。
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